こんにちは。スタッフの藤田です。
サポセンニュースレター「ぱれっと」では、協働によるまちづくりの事例をご紹介しています。
6月号では、「仙台ふぉんと」の取り組みについてご紹介しました。
ブログでは紙面で紹介しきれなかったエピソードや、取材時に印象に残ったことなどをお届けします!
「仙台ふぉんと」とは?
「仙台ふぉんと」は、障がいのある人が描いた文字やイラストをもとに、デザイナーがフォント(書体)やパターン(図柄)として活用できる形にする取り組みです。完成したフォントやパターンは誰でも利用でき、その利用料の一部が原画を描いた人の収入につながります。
この取り組みは、2016年に東京都渋谷区で始まったプロジェクト「シブヤフォント」をモデルに生まれた、ご当地フォントの一つです。株式会社ユーメディア(以下、ユーメディア)と、株式会社未来企画が運営する障害者就労支援事業所アスノバ(以下、アスノバ)の利用者・スタッフが協働して制作し、2025年4月からダウンロードデータを公開しています。
ダウンロードはこちらから
今回の取材では、「仙台ふぉんと」の原画制作が行われたアスノバを訪ねました。

▲若林区なないろの里にあるアスノバの外観(団体提供)
お話を伺ったのは、ユーメディアの門脇佐知さん、阿部奈穂さん、伊東梓さんと、アスノバの大越裕生さんです。

▲取材では、それぞれの「仙台ふぉんと」への思いを教えていただきました!
(写真左から、阿部さん、門脇さん、大越さん、伊東さん)
一人ひとりの「自分らしさ」から生まれた原画
原画制作にあたり、「自分の表現で良いんだよ」と利用者に声をかけていた大越さん。
「『仙台ふぉんと』を通して、“あなたはあなたのままでいい”というメッセージも社会に発信できれば」と話していました。上手に描くことではなく、自分らしい表現を大切にした原画制作では、個性が光る世界に一つだけの作品が生まれたそうです。取材時には、利用者の方から「絵を描く楽しさを知り、自信につながった」というお話も伺うことができました。

▲原画を描く利用者たち(団体提供)
原画の魅力を引き出したデザインの力
原画をデジタルデータとして形にしたのは、ユーメディアのデザイナー・伊東さんです。利用者の表現を最大限に活かすことができたのは、これまで培ってきたデザインの知見と経験があったからこそ。「絵をこう配置したら、より魅力的になるかな」「この文字のハネや止めは残したいな」と試行錯誤を重ねながら、一人ひとりの個性が引き立つフォントやパターンが完成しました。
◎お話を聞いて
今回の取材をきっかけに、この取り組みのキーワードでもある「共創」という言葉の意味を考えさせられました。
仙台ふぉんとでは、共創によって新しい表現が生まれたことや、視野が広がったことを取材で教えていただきました。
共創とは単に、協力して何かを形にすることではない。
それぞれの強みを持ち寄り、対等な立場で関わることで新しい価値を見出すことができるのだと学ぶことができました。
【関連リンク】
「仙台ふぉんと とは」(株式会社ユーメディアHP)
「アスノバ」(アンダンチHP)
今回の特集ページの紙面デザインには仙台ふぉんとを取り入れています!
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