こんにちは。スタッフの菅野です。
9月26日、海岸公園センターハウス(仙台市若林区荒浜)で開催された「うみべのまめげっつぁん」に行ってきました。
仙台市東部沿岸地域では、中秋の名月のことを「まめげっつぁん(豆名月)」と呼んでお月見をする風習があります。
20人超が集まり、「まめげっつぁん」の登場を待ちましたが、雲間は途切れず姿は見れませんでした
しかし、秋の虫の音と夕闇に包まれたセンターハウスのテラスは昼間とは違った雰囲気があり、素敵でしたよ。
▲「まめげっつぁん」へのお供え
荒浜は東日本大震災による津波被害で災害危険区域に指定され、住むことができなくなってしまいました。
でも、このように人が集い、楽しいひと時をともに過ごすことができます。
それは、荒浜の元住民、近隣地区の住民、ボランティアなど、荒浜に思いを寄せるさまざまな人たちが、ずっと荒浜の地でビーチクリーンや写真展、地域語り、まちあるきなど、荒浜の記録と記憶を継承する取り組みを続けてきたからです。
約100年前を最後に途絶えてしまった荒浜の郷土芸能「荒浜磯獅子踊」の再生を目指す「荒浜磯獅子踊を再生する会」の活動もそのひとつ。
荒浜磯獅子踊を再生する会のみなさんには、2026年2月21日にサポセンで開催した「仙台げいのう未来ミーティング キックオフ」にご登壇いただき、活動のきっかけや内容について伺うとともに、再生の手がかりを求めて習得された熊野堂十二神鹿踊(宮城県名取市)の演目「入羽(いりは)」をご披露いただきました。
今回の「うみべのまめげっつぁん」では、昭和期に録音された荒浜磯獅子踊の音源から再生した「女獅子(めじし)かぎ」という演目を初披露するとお聞きし、楽しみにしておりました。

▲荒浜に笛と太鼓の音が響き…いよいよです!
この日披露されたのは、
熊野堂十二神鹿踊から習得した演目
「入羽(いりは)」
「雌鹿隠し(めじしかくし)」
そして、再生した荒浜磯獅子踊の演目
「女獅子(めじし)かぎ」
の3つです。
▲「女獅子かぎ」の一場面
荒浜磯獅子踊を再生する会では、音感が良い人がお囃子を楽譜にしたり、手先が器用な人が鹿頭を作ったり…それぞれ得意なことを持ち寄りながら活動しています。
踊り手が背中にさした旗も、みんなで染めたもの。
残された少ない資料を手がかりに、いろんな人が力を合わせて再生への道を進んでいる様子に胸が熱くなります。
荒浜磯獅子踊がどんな踊りなのかは、ぜひ実際に観てみてくださいね。
荒浜磯獅子踊を再生する会の今後の出演情報
10/18(日)海辺のふるさと芸能まつり@アクアイグニス仙台
https://sendai311-memorial.jp/event/umigei2026/
10/24(土)れきみん秋祭り2026@榴岡公園
https://www.sendai-rekimin.jp/note/akimaturi.html

